ケアプランで行政から呼出
おはようございます
いつも応援
ありがとうございます
有料老人ホームでケアマネをしていた頃
そこの地域の行政からケアプランについて
呼出がありました
新しい施設だったという事もあり
監査が入ったのです
問題になったケアプランは
去年作ったプランで
その当時担当していたケアマネさんは
移動で同じ系列の施設で看護師に戻ってました
居宅の室長と私と本社の偉い上司と一緒に
呼び出された行政に行きました。
ピックアップされていた案件は4つで
その内の一つは私が作成したプランでした
どういう経緯でこのプランになったのかと
質問されたので経緯を説明すると
あっけなく納得して頂いて
ちょっと心配だったのですが
良かった～～とホッと一安心
残りのプランについては
室長が前のケアマネに変わって
説明をしていました
行政が一番引っかかっていたのは
Ａさん ８６歳 女性
１３歳で芸者置き屋に奉公に出され
舞妓さんを経て芸者さんになりました
芸者さんを引退した後は
三味線や唄を新米の舞妓さんや芸者さんに
教える育成に携わっていました
生涯独身で身よりもなく
後見人制度を利用されていました
この方のどこが引っかかったかと言うと
午後３時に掃除をし、夕方の夕食前に入浴し
就寝は深夜3時すぎに寝て
朝はゆっくり正午を過ぎてお昼の２時ごろに起床
という生活スタイルでした
元々がそういう生活リズムなので
お掃除も彼女が起きてしばらくの３時
入浴も夕方にプランを立てていました
それがオカシイと言うのです
なぜなら、そのプランは
施設側の都合なんじゃないか？
朝はスタッフの人数調整が上手くいかなから
昼から手の空いている
スタッフにさせる為ではないのか？
このプランは利用者が希望していると言いつつ
施設側が生活リズムを改善せずに
都合よく介護サービスを
利用させているだけではないのかと
厳しい口調で言われていました
もし、この方のそういった生活リズムがあるのなら
少なくとも朝の８時には起床して
朝食、昼食、夕食、入浴のリズムを
他の人達と同じように戻すよう
プランを立てるべきではないかと
かなり強く言われていました
室長は素直に「そうですか、わかりました。
ご本人に説明して生活リズムを朝のリズムへと
改善できるように努力してみます」と言われていました
帰り道、室長に釈然としないので
言ってみました
「他の人と一緒のリズムに変えろって言われても
それがその人の生活リズムなら
もうそれでいいじゃないんですかね～～
80過ぎて今更、生活リズムがどうこう言われても
私だったシンドイなって思いますけどね」
室長も苦笑い・・・
「そうですよね？」と言われていました
で、プランどうするんですか？って聞いてたら
「この事全部伝えて Ｙさん（ケアマネ）に
丸投げする」って言ってました
私、面白くて大笑いしました
でも、Ｙさんはとっても賢い
理学療法士からケアマネになった人で
生活の自立に向けての知識が豊富な人だったし
私も車椅子や歩行器など
いっぱい教えてもらった人だから
きっと上手にプランを立てるだろうなと思いました
案の定、私が辞める２年間は行政からの
呼出はその後一切ありませんでした。
ケアマネの試験はとても難関で
合格するだけで凄い事なんですが
資格を持っていても
利用者さんに寄り添ってプランを立てたり
利用者さんの気持ちをご家族にしっかり
伝えたりできるケアマネさんは
本当に少ないと思います
担当のケアマネさんは
ダメだと思ったら断るし
簡単に変更できますから
それだけは覚えておいてくださいね。
早く落ち着いて
大好きなカイルアビーチで
ＨＩステーキのお弁当が食べたい
